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レスポンシブWebデザインってなに?特徴とメリットを解説

現代において、Webサイトはスマートフォンやタブレットで閲覧することが主流になっており、そのため「レスポンシブWebデザイン」はなくてはならないものになっています。
今回は「レスポンシブのことがよくわからない」という方に向けて、その必要性やメリットについて解説していきます!
目次
レスポンシブWebデザインとは

レスポンシブWebデザインとは、閲覧ユーザーの画面サイズに合わせてページデザインを見やすく最適化するデザイン手法です。
同じWebサイトでも「パソコン」「タブレット」「スマートフォン」のそれぞれの画面幅に応じたデザインを表示することができます。
このようにデバイスによって自動的にデザインが切り替わる仕組みをレスポンシブWebデザインと言います。
なぜレスポンシブWebデザインが必要なのか
スマートフォンに対応するため
ひと昔前までのWebサイトはPCからの閲覧がほどんどだったため、PC用のWebサイトのみ作れば十分でした。
しかし現在ではインターネット利用率の70%以上がスマートフォンからと言われています。
またスマートフォンの利用率は年々増加傾向にあるため、モバイル対応をする状況になっているのです。
Googleで上位に表示されやすくするため
検索順位とは、検索エンジンのGoogleに評価をされることで、上位に表示される仕組みになっています。そのGoogleの評価基準として、スマートフォンのサイトを主軸にする「モバイルファーストインデックス」が2021年3月より採用されています。
その評価基準の大切な点をざっくり言うと
- スマートフォンに対応しているか
- スマートフォンでのWebサイト表示を基準に評価する
- スマートフォン版とパソコン版で同じ情報が表示されているか
ということになり、上記条件を満たすレスポンシブWebデザインは検索上位表示には必須なのです。
レスポンシブWebデザインのメリット
スマートフォンで読みやすく使いやすい
PCのみに対応しているデザインでは、スマートフォン表示にした際に情報が伝わりにくくなります。
文字や画像が小さすぎたり、ボタンへのクリックがしにくかったり、お問い合わせフォームに文字を入力するのも一苦労だったり…。
しかしレスポンシブ対応をすることでそのような問題を解決することができます。
メンテナンスが楽になる
従来のWebサイトはデバイスごとに用意されたWebサイトを複数修正する必要がありました。
レスポンシブデザインは、1つのWebサイトで対応しているため、更新作業を1回で済ませることができます。
SEO対策を有利に進めることができる
SEO対策をすることで、Googleで上位に表示されやすくなります。
従来の方法ではスマートフォン用・パソコン用にURLを用意する必要がありました。そのためドメインパワー(検索エンジンの評価)が分散してしまいました。
レスポンシブWebデザインでは、URLが統一されるため、検索エンジンの評価がまとまるので検索順位が向上しやすくなります。
1つのURLで管理ができる
上記でも述べましたが、スマートフォン用・パソコン用にURLを用意している場合は、統一した方がおすすめです。
例えば、シェアされやすかったり、アクセス解析が簡単になったり、更新が楽になったりなど…。
今までURLごとにサイトの紹介・解析・更新を行っていたものがすべて一つのURLで完結することができるのです。
レスポンシブWebデザインのデメリット
デバイスごとのWebデザインに制限ができる
パソコン・スマートフォンもすべて同じWebサイトのため、それぞれのデバイスごとに全く違うデザインや構成にするという場合は向いていません。
例えば、デバイスごとにコンテンツの順番を変えたり、全く違う内容を紹介したりなどが当てはまります。(可能ではありますが、その後のメンテナンスが複雑になる場合があります。)
もちろん、デバイスごとにサイズを変えたり、レイアウトを見やすくしたりなどのコントロールは可能です。
読み込む速度が遅くなる場合がある
スマートフォンやタブレットでのサイト表示速度が遅くなる場合があります。それはサイトを読み込む際に、PC時のデータも一緒に読み込むためです。
現在では通信速度が速くなっているため、速度が遅いとは感じることはないと思いますが、スマートフォンのスペックが低い場合は、気になってしまう場合があります。
制作に時間がかかりやすい
レスポンシブ化するためには、複数のデバイスごとにデザインを制作・実装するため、その分時間と手間がかかります。
しかし、レスポンシブ化しない場合でも、複数のデバイスごとにサイトを立ち上げることになるかと存じますので、結果的にどちらでも工数はかかるのではないかとも考えられます。
まとめ
今回はレスポンシブWebデザインの必要性について見ていきました。
スマートフォンでの閲覧ユーザーが増えている以上、パソコン以外に対応したWebサイトを作ることは必要になっています。
ただ、スマートフォンが主流な現在でも、パソコンでの閲覧が多い業種やターゲット層もあります。そのため、安易にレスポンシブ対応をするよりも、まずは自社のサービス・ターゲットを知ったうえで制作を検討することが大切です。
弊社のWebサイト制作でも、もちろんレスポンシブWebデザインで行っております。ご検討の方はぜひ弊社にご相談ください。