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ホームページ制作におけるターゲッティングの重要度を解説

2022/07/14 (更新日:  2022/10/03)

ディレクション
ホームページ制作におけるターゲッティングの重要度を解説

はじめに

私はホームページ制作を行うにあたり、クライアントの皆様へ、「ターゲット」を必ずヒアリングしています。その時に、多くのクライアントの方々は「見てくれる人全員」などの返答が多く、
あまり細かな人物像、いわば「ペルソナ」が決まっていません。それぞれの会社の代表であるクライアントの皆様は、「自分たちはこういったものを作りたい、その作ったものでこう感じてほしい」という想いはあっても、それをどんな「年齢」のどんな「ライフスタイル」を過ごす、どんな「嗜好」を持つ人たちなのかを明確化していることは少ないのが現状です。
そもそも、企業にとっての「ターゲット」とは一体どんな役割を持つのでしょうか?私の考える企業にとっての「ターゲット」についてを、この記事でご紹介いたします。

そもそも企業にとってターゲットの存在とは


ターゲットは、企業にとってそれ単独で見られるものではなく、STPというマーケティングの流れの中にあるものです。
STPの流れはセグメンテーション、ターゲッティング、ペルソナ設定、生活者インサイトなど、様々な工程が存在しています。
セグメンテーションとは「市場細分化」のことで、広い市場を年齢、性別などあるルールに則って分類し、分類した各グループの全体に対する割合や特性を調査することを指します。
このセグメンテーションで土台をしっかりと構築していないと、ターゲッティングは上手くいきません。そしてこのセグメンテーションを経て、どのグループに自社商品を売りたいかを明確にする、それこそが今回ご紹介している「ターゲッティング」です。
長々と記載をしてきましたが、結論、自分の商品やサービスを購入してほしい顧客層はどういった人物なのか?という事なのです。
そしてこのターゲットを明確化しておくことで、企業にとっても、購入者にとっても利益を最大化させることができます。

企業が「ターゲット」を決めるフレームワーク「6R」


ターゲッティングは「6R」によって、決めることが可能です。
この「6R」は「有効な市場規模(Realistic Scale)」「競合状況(Rival)」「成長性(Rate of Growth)」「優先度(Rank)・波及効果(Ripple Effect)」「到達可能性(Reach)」
「測定可能性(Response)」があります。ここに関しては、説明を省きますが、これらを行って初めてしっかりとした「ターゲッティング」が可能になります。

ホームページに、なぜ「ターゲット」が必要なのか?


最初の話に戻りますが、多くの顧客を獲得するためにはターゲットを絞らないほうが良いと考えられる方も多くいらっしゃいます。
ただ、そうなると、「誰に」「何を」伝えたいのか?という状態のホームページになり、その企業の商品やサービスは相手のいない広告を打っているのと同じことになります。
その宙ぶらりんの状態では、特定の人間に対しての想いや、商品説明を打ち出していない分「ありきたり」なものとなってしまい、「誰かに刺さる内容」でなければいけない内容は「誰にも刺さらない」内容となってしまうのです。
このターゲットは、文章などのみではなく、「デザイン」にも深く関わっています。

デザインの役割は主に、テキスト、写真、色を、「どう見せるのか」と言うことであり、見ているユーザーへ様々な影響を与えます。

例えば、焼き鳥屋さんのホームページをイメージしてください。
その焼き鳥屋さんは、比較的リーズナブルで大衆的なお店です。
来店するお客様は、20~30代のサラリーマンや女性などが多いとしましょう。
そしてこのお店では、「ターゲット」が明確ではありません。

使用する色味が定まっていなかったり、はたまた、水色などブルー系の色味だったり、フォントが明朝で統一されていたりしたらどうでしょうか?
写真の使用も多く無く、文字ばかりだったら??

(余談になりますが、「青」には沈静効果があり、食欲を抑える色味とも言われています。)

さて、ここまでで、皆さんはどう思いましたか?
「実際に見てみないと・・・」と思うかもしれません。

しかし想像してみてください。
もしもあなたが、地元から友人が来てくれるとなり、焼き鳥屋を探していて、見つけたサイトが色がマッチしていないと感じたり、デザイン性があまり好きではないと感じていたら、このお店のホームページ制作は失敗です。

では私だったらどうするのか?

まずは、そのお店が、本当に来店してほしい人物像を明確にしてもらいます。
そうして、そのターゲットに合わせて、フォントのサイズや雰囲気などを決めていきます。
例えば、ターゲットに決めたのが、「30~40代のサラリーマンで夜、手ごろな価格で、気軽に飲み食いができる店を探している男性」だったとしたら私だったら以下のように考えます。

「30~40代の男性は操作性がシンプルで、分かりやすく、読みやすいサイトが好みでありそうだ」
「仕事終わりに来るというシチュエーションの場合、休み時間や、隙間時間にパッと調べられてすぐ良し悪しを判断できた方がいいかな」などと、考えられる状況をできるだけ多くピックアップします。

その後、上記の点から
「30~40代の男性は操作性がシンプルで、分かりやすく、読みやすいサイトが好みでありそうだ」
→できるだけ、スクロールをせずに、欲しい情報がまず目に飛び込んでくるデザインに

「仕事終わりに来るというシチュエーションの場合、休み時間や、隙間時間にパッと調べられてすぐ良し悪しを判断できた方がいいかな」
→メニューや押しのドリンクなどを別のページに飛べるように見せて、食欲を駆り立てるような構成に

その他には、「気軽さ」をデザインで表すためににぎやかでありながら、リーズナブルさも感じる
「屋台」の雰囲気などとデザインに落とし込み、加えて、そのお店の店内や、暖簾など空間的な色味、雰囲気を見て、そのサイトを見た人に「このサイトはあそこのお店」と一瞬で認知してもらうトーン&マナーなども構成していきます。

これで初めて、そのお店のサイトが出来上がり、尚且つしっかりとターゲットが絞られた
ホームページとなるのです。

制作担当ディレクターは、あなたの会社や、お店の外側しか分かりません。
内にどんな想いを秘めているのか、どんな人に来てもらいたいのかなどを明確にすることで、ホームページは、あなたの会社や、お店の最高の広告塔になってくれる場所です。

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